美根 慶樹 最高顧問・平和外交研究所代表・元日朝国交正常化交渉日本政府代表

美根 慶樹(みね よしき、MINE Yoshiki

 略歴:

1968年東京大学法学部卒業後、外務省入省

1972年ハーバード大学にて修士号(地域研究)

その後、外務省調査部、アジア局中国課、香港総領事館調査部勤務など中国関係の事務に従事

1986年在中国大使館参事官(政治部長)

1988年在OECD代表部参事官。以後ヨーロッパ関係が多くなる。

部署としては外務省経済局および内閣外政審議室

1999年防衛省国際担当参事官

2001年在ユーゴスラビア連邦共和国特命全権大使

2004年在軍縮代表部特命全権大使

2007年日朝国交正常化交渉日本政府代表

2009年外務省を退官し、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

2014年平和外交研究所代表

中国、北朝鮮関係での実務経験が豊かであり、東アジア情勢に詳しい。軍縮・安全保障は専門分野であり、現在の核不拡散体制、米国の政策にはいろいろと意見・批判がある。スイスを中心とするヨーロッパ情勢にも一家言を持っている。話は分かりやすく、困難な問題をやさしく解説できる。政府の公式見解を弁護するようなところはまったくなく、是々非々であり、政治思想的には中立である。日本の政治状況についても意見を持つ。

アジアと日本:

これからは21世紀に相応しい外交を展開していく必要がある。日本の安全保障政策、日米関係、ロシアとの関係(北方領土問題)は冷戦時代から抜け出しておらず、根本から見直さなくてはならない。それは可能である。中国とはこれまで経験したことがない対等の立場で付き合っていかなければならない。

著書

『習近平政権の言論統制』単行本、キャノングローバル研究所、蒼蒼社、2014年。

茅原 郁生/美根 慶樹【著】『21世紀の中国:軍事外交編~軍事大国化する中国の現状と戦略』キヤノングローバル戦略研究所、朝日新聞出版社、2012年。『国連と軍縮』、国際書院、2010年。 『スイス 歴史が生んだ異色の憲法』ミネルヴァ書房、2003年

論文「スイスの核武装問題」『新防衛論集』第273号、199912

『東京新聞』インタビュー記事:「イギリス、オーストラリア…日本の「準同盟国」は集団的自衛権の対象? 安保法成立8年で高まるリスクは」2023920

オピニオン・リーダーとして、その他の論文、コラム、エッセイ多数。

詳細は、平和外交研究所(美根慶樹代表)のHPをご覧ください。https://heiwagaikou-kenkyusho.jp/